不倫が許されない国の代表は、アメリカ。クリントン大統領の不倫もみ消し疑惑は、大々的にマスコミをにぎわせた。アメリカでは、アングロ・サクソンの伝統として、政治家に倫理性を求める風潮が強いのだが、じつのところ、つねに大統領の不倫が許されなかったというわけではない。初代大統領ジョージ・ワシントンには愛人がいたし、フランクリン・ルーズベルトは元秘書と愛人関係をつづけていた。ジョン・F・ケネディに多くの愛人がいたことも、よく知られている。クリントン大統領の不倫がおおごとになったのには、マスコミやインターネットなど、報道の過激化に加えて、法廷での偽証や司法妨害の疑いがあったことが大きい。法律に背く行為は、不倫が許されるか否かとは別の次元で、裁くべきものとされるからだ。同じくアングロ・サクソンの国のイギリスも、政治家の不倫には厳しく、不倫が原因で辞任に追いこまれた政治家が何人かいる。ただし、秘書との浮気が発覚したあと、離婚してその秘書と結婚したクック外相は、辞任せずにすんだから、ケースバイケースというところのようだ。英米に対して、フランスやドイツは、不倫が政治生命にかかわることはない。公人の生活に、公私の区別をはっきりつける風潮が強く、マスコミは、政治家の不倫を知っても、「私生活」として報道を避けるし、国民のほうも問題にしない。たとえば、ミッテラン大統領に隠し子がいることは、マスコミは早くから知っていたが、写真週刊誌が暴露するまで、どの新聞もテレビも取り上げなかった。大統領就任直後の記者との朝食会で、記者のひとりが「隠し子がいるそうですね」と質問したのに対し、大統領が、「ええ、娘がいますが、だからどうしました?」と答えたというエピソードもある。ドイツでも、女性関係が公然の秘密だった首相が過去にいるが、政治生命にひびくことはなかった。政治家に一般人以上の倫理を求めるか、政治手腕と私生活は別と割り切って、公私の区別をきっぱり分けるかの違いが、政治家の不倫を許すか許さないかの違いとして、反映しているのである。
それでも航空券は格安に越したことはないという人は多い。確かにアメリカ系のエアラインなどは、格安航空券でも格安パックでもマイル換算してくれるので、非常に利点がある。ではなぜ、こうした「格安航空券」が出てくるのか。その「構造」を考えてみよう。「格安航空券」は様々なルートから生まれてくる。その主なものを挙げてみると次のようになる。・人気のないエアラインが空席を埋めるために格安料金で出す。これが最も多い原因だ。日本には数多くの航空会社が乗り入れ、毎日激しい競争を行っている。その結果、どうしても人気のない航空会社が出てくる。航空会社はたとえ乗客が少なくとも、定期運航を申請している以上、航空機を飛ばさねばならない。そこで人気のない航空会社は特別に安い料金の航空券を出して、座席を埋めようとするのだ。もちろん、これはその航空会社が特別に出した格安運賃だから、それを他の航空会社へ持って行っても引き換えることはできない。またこうした激安運賃は、利用客の少ない時期に限定して行われるため、利用期間も大幅に制限されるのが普通だ。
宮崎市はかつて新婚旅行のメッカとして人気があった。椰子並木は空港に着いたときから南国ムードを盛り上げ、青島海岸は鬼の洗濯板といわれる奇観がある。最近、観光県としての命運を懸ける形でシーガイアが建設された。大型の屋内人工プールをもつオーシャンドーム、サミットにも使えるという巨大ホテルなどたいへんな意気込みで、サミット(先進国首脳会議)の誘致もめざしている。綾町はいわゆる「有機農業条例」などにより「綾ブランド」のイメージアップに成功し、共同通信社の「首長が選ぶ元気な自治体番付」で堂々横綱に選ばれた。昭和天皇の皇女島津貴子さんのご主人は薩摩の殿様でなく、佐土原藩主の家柄。北部の中心である延岡は内藤氏七万石の城下町だが、現在では旭化成の企業城下町であり、宗兄弟などのマラソンでも有名。ここから五瀬川を上っていくと高千穂で天の岩戸と称されるものがあり、十一月には夜神楽が奉じられる。高千穂渓谷は四十分かけて手こぎボートで下るコースが人気。都城を中心とする県南は主として薩摩藩領で鹿児島県との結びつきも強い。都城盆地の北西にある高崎町は、環境庁が実施しているスターウォッチングで七回も一位になった星空が自慢。宮崎では男性はのんびりしているが、女性は活発で行動的といわれる。女優の斎藤慶子とか、貴乃花夫人の河野景子、弁護士の福島瑞穂などが典型か。郷土料理「ひやじる」は熱いご飯に冷たいスープをかけたリゾットといったところで南国らしい。「霧島」や「高千穂」といったそば焼酎は観光地としてのイメージとマッチしてヒットした。
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