「市場の雰囲気とか仕組みとか、独特のものがあって、値段があれば買えるというものでもなくて、人間関係とかいろいろありますから。そういう諸々を含めた仕入れの仕方を、そこで教わったんですけどね。それから中古品だけでなく、新品のものを仕入れる問屋さんも教えてもらって、いまでも安いバッグ類とか喫煙具関係は、そこから仕入れているんです。だから、ほんとにいい勉強になりましたよ」二年間の修業を終えて父親が経営する質屋に戻ると。当初の予定どおり、ディスカウントスタイルの小売り販売に乗り出す。OA機器とかブランド物などを除けば、アイテム数こそ足りないが、大手とそう大して変わりのない商品構成で店を始めた。